悲しいことは訪れて欲しくないものですが、特に社会人になると、仕事の関係で葬儀に参列する機会も増えます。
「お通夜」「葬儀式」「告別式」。ご存じのように、葬儀には作法があります。この作法は宗教や宗派によって違いがあるため、なかなかおぼえられるものではありませんが、基本的な作法を知っておくことで、うまく対処ができるようになっていくものです。今回は葬儀に関わる作法やマナーについてご紹介します。
弔問についての判断は、故人との付き合いの深さが判断の材料となります。喪主や家族との間柄も同様に考えて判断してください。遺族は、故人が亡くなってからの数日間は、悲しみの中にもかかわらず多忙なものです。弔問の判断は、状況も考慮するといいでしょう。知らせを受けた時点で宗教と宗派、葬儀の日程を尋ねるようにしましょう。
弔問時の注意事項
男性は基本的にはアクセサリーは外しましょう。腕時計と結婚指輪は派手なものでなければつけていてかまいません。 女性の場合は白か黒のパールのみで。ネックレスはダブルになっているものは避けましょう。不幸が「重なる」ことを連想させます。
「数珠」は基本的には無くてもかまいません。「ふくさ」は香典をつつむために必要です。斎場で葬儀が行われるのであれば、通常、そちらで入手可能です。
手短に、落ち着いたトーンで遺族に話しかけましょう。忌み言葉は使わないように。黙礼するだけでもかまいません。
例文
アクセサリーの項でふれた、不幸が「重なる」。葬儀の流れの中では、会話で避けるべき言葉があります。「重なる」に代表される「繰り返し」を連想させる言葉や、「苦しみ」を連想させる言葉がこれに当たります。
などの言葉は一切使わないように気をつけましょう。